実際…本部ってどんなことに取り組んでいるの?そんな疑問にお答えする 「本部の取り組み」のコーナー! 本記事は、各部署にスポットライトをあて「取り組み内容」や「工夫」 「仕事に対する想い」などをお聞きしていくコーナーです。
今回は、経営企画部の小泊部長にお話を伺いました。
(広報→広、小泊部長→小)
広)経営企画部とは具体的にどのようなことをする部署なんでしょうか?
小)経営企画部は、3つの課で構成されています。お知らせなどを担当する広報課、店舗建築と修繕を担当する 建装課、新規出店を担当する開発課があります。
広)なるほど、ではそれぞれの活動などをお聞かせください。
小)広報課の活動としては、まさしくこの社内報などがあげられますね。毎回、本部と店舗をつなぐ役割として、様々な事柄をリポートしてわかりやすく掲載しています。
SNSなどを通して、より理美容業を身近に感じてもらったり、職業としての素晴らしさ、働く人々の心模様などを表現した「水曜動画」をインスタグラムにて発信しています。
今年からは 「子供たちが憧れる職業へ」をテーマに、学校への「職業講話」や生徒さんの「カット体験」など、人事部と連携して活動内容を発信していこうと考えています。
店舗スタッフの協力やアイディアなどの意見も求め「子供たちが憧れる職業へ」の実現に向け活動を行っていきます。
広)こうしてインタビューなども行っていますが、とてもやり甲斐のある活動をさせていただいています。「子供たちが憧れる職業へ」少しずつでも理美容業界が、身近に、そして特別な存在ではなく生活の延長にある職業として、認知が拡大するように微力ながら活動をして参ります!
小)次に、建装課の活動としては、大きく分けて2種類あります。
1つ目が、新たに店舗を出店する建築にまつわる業務です。1店舗出店する為には数千万円もの費用が必要となります。最近では、材料高騰で今まで以上に素材や使用量、工程に至るまで吟味しながら選定や施工を行っています。店舗での使いやすさなども考えながら、レイアウトしています。
2つ目が、修理業務です。「困った時に頼る部署」一番身近な存在ですね。修理費用に関しても価格が高騰している背景があって、洗濯機の修理費用を軽減するような日々の使用方法や、エアコンを長く使用できるようにフィルター清掃に協力していただいたりと、みなさんの協力なくして成立しない課ともいえます。
エアコン修理を例にあげると、少なくとも1件当たり5万円はかかります。400店舗全てに必要と計算すると2000万円の費用が必要になります。決して小さな金額ではないです。
広)そうですね、日々のちょっとしたメンテナンスで故障が防げたり 使用方法に気をつけるだけで、5万円を要する修理が回避できたりと 大きな費用の差につながりますからね。
小)最後に開発課の活動としては、大きく分けて「現在進行形での活動」と「未来につながる活動」の2つになります。まず、現在進行形の活動としては、新規出店をする際のエリアの選定や物件の探索などです。時には地域の競合店に 赴いて繁盛状況をリサーチしたり、有益な情報を取得するためにあらゆる手段を用いて収集に努めます。
広)店舗を出店するエリアの選定などもされているんですね。出店には数千万円の費用がかかるわけですから、失敗はできませんからね。では「未来につながる活動」とはどのような活動でしょうか?
小)今年の手島常務の年頭のご挨拶でもありましたが「人手不足」問題への対応です。30年後の日本の人口は1億人を割り込み「少子高齢化」は残念ながら加速していくことになります。企業の経済活動は、労働人口によって大きく左右 されます。 少子高齢化がこのまま進行すると、労働人口の減少によって、理美容師やレセプションなどの採用も難しくなり結果的に企業の成長が鈍化することが懸念されます。
そんな未来がもうそこまでやってきている現状で、カットツインとして様々な窓口に採用の場を広げ活動しています。同時に海外にも出店することで、将来的な国内マーケットの規模縮小に対しての布石とも考えています。
広)なるほど、人事課のみならず、開発課としても採用活動をされているわけですね。
小)そうです、大きな活動として「外国人雇用」があります。
広)「外国人雇用」ですか?
小)はい、先ほどもお話した「少子高齢化」問題。当然ですが、今まで以上に日本国内での採用活動に注力していくことはもちろんのこと、今後の日本が自国の労働力だけでは十分な人員の確保が難しい。つまりは「募集をしても人がなかなか集まらない」ということを緩和する為に「外国人雇用」にも力を入れていきます。特に国家資格を必要とする理美容師はより一層採用が困難となります。
それを背景に様々な問題や解決しなければならないルールなどがありますが、 採用の窓口を海外にも向け活動を行っていきます。
広)解決しなければならない問題とは、外国人が日本で労働するビザの問題や、理美容免許のことですよね?
小)そうです。ハードルはとても高いですが、今後の解決策の1つとして取り組んでおります。
広)より厳しくなるであろう「少子高齢化」による労働力不足への方策として、その取り組みが実を結ぶことを願って おります。
小)ありがとうございます。