本コーナーは毎回1店舗にスポットライトを当てて、そこで働くスタッフの皆さんの「頑張り」や「工夫」などを根掘り葉掘りお聞きするコーナーです!
第三弾は三重県四日市市にある、美容ときわ店の清池統括マネージャーをご紹介!
(広報→広、清池統括マネージャー→清)
◉新卒生と研修センターについて
広):では、清池統括のご経歴を教えていただけますでしょうか?
清):はい、カットツインでは25年お世話になっています。元々は京都のサン・フラワー桃山店や、昔の近江八幡店で勤務しておりました。そして、2011年からは、ときわ店にて統括マネージャーとして店舗の運営と新卒生の育成を担当しております。
広):なるほど、だから、ときわ店は「研修センター」が併設しているんですね。
清):そうですね。初めて研修センターで、新卒生として中高生を受け入れした昔が懐かしいです。
広):初めて受け入れした新卒生が1期生として、今年で何期生目ですか?
清):14期生ですね。
広):ということは14年目ということですね。今やときわ店で研修を終え、全国にスタッフが配属となり活躍していますので、なくてはならない存在ですね。
清):ありがとうございます。
広):そんな、ときわ店&研修センターですが、「夢」をもった美容師の卵である新卒生を育成する際に、気をつけていることはございますか?
清):そうですね、受け入れ当初は右も左もわからない状況でした(笑)年度によっては10名以上を受け入れていたこともありましたので、毎日が課題の連続でした。
広):課題とはなんですか?
清):遠くは青森や鹿児島からと、実家を離れて寮住まいしながら、ときわ店での勤務になりますよね?ということは実際に働く営業時間以外にも、寮に帰ってからも、必然的に関わることになります。
広):例えばどんなことがありますか?
清):色々ありますよ。ホームシックになったスタッフの相談を受けたり、時間外でレッスン希望があれば指導したり家族よりも多くの時間を共に過ごすことになりますからね。技術の練習はもちろんですが、メンタルケアに気を遣いながら接していますね。
広):確かにそうですね。だからこそ、濃密な研修期間を通して仲間意識が芽生えたり、途中で諦めずに「美容師を目指す!」にも通じているんですね。
清):それはあるでしょうね。やっぱり同じ空間、同じ時期に頑張った者同士は、そこでしか得られない関係性もあると思います。
広):そういう意味で言うと、やはり研修センターでの時間は大切と言えますね。
清):そう思います、大変ですけど(笑)
◉「目標」の大切さ
広):ここまでは、ときわ店&研修センターについてお聞きしました。ここからは 「育成」についてお聞きしたいと思います。
清):はい。
広):研修や業務を通して「育成」していくことについて、気をつけられていることはございますか?
清):そうですね、新卒生に対しては「まずやって見せる」を心がけています。
広):「やって見せる」ですか?
清):仕事はなんでもそうだと思いますが、特に技術職に関しては所作(しょさ)が大事だと思うんですね。「所作=仕事するときの体の動き」と言えると思います。まずは仕事を「見て学ぶ」ことをしてもらいます。
広):なるほど、「体の動き」は見て学ばないとわからないですからね。他にはございますか?
清):そうですね、各々に「目標」を決めることですかね?
広):「目標」を決めるとは?
清):「目標」を通して、少し先の自分を目指して「達成したときの喜び」を研修を通して積み重ねて欲しいと思っています。そうすることで店舗に配属になった際も本人の自信にもつながりますし、お客様に対しての接客も違うと思うんです。ですので、ときわ店で研修中はテストを定期的に実施します。接客テストやシャンプーテストなどカリキュラムに合わせて、様々なテストを行います。
広):厳しくも達成したときは嬉しいですもんね。
清):そうですね。そう信じて、研修を通して向き合っています。
◉チームワークで取り組む「育成」
清):研修を通して、私が感じたことは「やっぱり一人でできることは限られている」と言うことです。統括マネージャーとして、ときわ店より多くの新卒生を送り出してきましたが、どの瞬間でもスタッフが協力して成長を願いながら 「育成」に取り組んでくれていました。
広):店舗が一丸となって、「育成」していくことが重要だと言うことですね。
清):そうですね、そういえば昔こんなことがあったんです。なかなかテストに合格できずに、悩んでいる新卒生がいたんですね。「あなたの目標はなんですか?」って聞いたら、嬉しそうに「母親に次の里帰りした時にシャンプーしてあげたいんです」って話していた子がいまして、テストに合格できるように、スタッフみんなで代わるがわるシャンプーさせてあげたことがありました。
広):その後、そのスタッフはシャンプーテストに合格されたんでしょうか?
清):無事合格して、休みを利用して里帰りしたときに、母親のシャンプーができたと喜んでいました。
広):目標の大小に関わらず、寄り添いながら「育成」していくことの大切さがとても感じられるエピソードですね。
清):そうですね、私も嬉しかったです。
◉努力が喜びに変わる
広):とても素敵なエピソードをお聞きしましたが、統括が大切にしている「想い」とはなんですか?
清):先程のエピソードにもつながりますが、多くのスタッフがときわ店を巣立って行きました。スタッフの中にはなかなか技術が上達しなかったり、悩みを相談されたことなどもあります。どの子も「努力」した分だけ、その数と同じくらい達成した時の「喜び」を経験しています。ですので「努力が喜びに変わる」ことを多く経験して欲しいと思っています。
広):なるほど、「努力」してもらうだけで終わるのではなく、達成できるようにサポートして「喜び」に繋げる。なかなか簡単なことではないと思いますが、日々統括が向き合っているその「想い」は他の店舗でも共感できるところがあると思います!
清):なんか偉そうにいってませんかね?(笑)言葉にすると照れくさいですね。
広):いやいや、そんなことはないですよ。ありがとうございます。
◉「今後の目標は?」
広):最後に、統括の目標はなんでしょうか?
清):やはりときわ店を巣立って行った子たちがチーフやサブチーフになり、未来のカットツインを支える存在になるように、今後も微力ながらサポートしたいと思います。
広):統括の「想い」をお聞かせいただいた後に、その目標をお聞きすると感慨深いですね!
清):ありがとうございます。
広):本日はありがとうございました!