本コーナーでは毎回1店舗にスポットライトを当てて、そこで働くスタッフの皆さんの「頑張り」や「工夫」などを根掘り葉掘りお聞きするコーナーです!
第二弾は大阪府泉佐野市にある、
日根野店の古家店長をご紹介!
(広報→広、古家店長→古)
◉勘違いから始まった「理容師への道」
広):本日はよろしくお願いいたします。
古):お願いいたします!11月の社内報では加美店の星島店長のインタビュー記事だったじゃないですか。
広):はい、売上を貪欲に追及する想いや、スタッフを採用する為の取り組みとして知り合いの職人さんにお声掛けいただいたりと、他の店舗にも参考になるようなお話をお聞きできました。
古):そうなんですよね。その記事を拝見してから、今回取材のオファーをいただいたので、ハードルが上がっちゃって、とても緊張しています(汗)
広):古家店長のご経歴を教えていただけますでしょうか?
古):はい、カットツインでは19年お世話になっています。入社する前は、元々は美容師志望として違う店舗で勤務していました。
広):そうなんですか!?初めは美容師を目指されていたんですね。
古):そうなんですよ。でも、そこの店長に「美容師になりたいんです!」って希望を伝えたら、「ここ理容室だよ(笑)」って言われました、びっくりしました。
広):そんな勘違いがあったんですね。その後はどのタイミングで理容師を目指されたんですか?
古):実際に店長の働く姿や、カットの姿がかっこよくて、結局そのまま理容師を目指すようになりました。
◉「過去の自分は…恥ずかしいものでした」
広):怪我の功名だったんですね。
古):そうなんですよ。その後、理容師免許を取得して、 カットツインに入社しました。
広):長年勤務され、「当初の自分と今の自分」比べてみていかがですか?
古):働き始めた当初は、今考えてもとても恥ずかしいですね。
広):そうなんですか?それはなぜですか?
古):接客が最悪でした。
広):例えば、どのような接客でしたか?
古):そうですね、、、当時の店長や周りのスタッフからは、接客が最悪で態度もあまり良いものではないと言われました。例えば、お客様より「刈り上げしてください、耳がかからない感じで」と言われたら、返す言葉は「刈り上げなんで、耳はかかりませんよ」なんてやり取りを平気でやっていましたので、恥ずかしい限りです。
広):なるほど、そのやり取りは確かに「お客様に寄り添った接客」ではないですね。
古):そうですよね。最悪でした(笑)
◉「店長になり初めて知った”協力することの大切さ”」
広):職人さんとしてキャリアを重ねる中で、接客や態度について、ご自身でどう見つめ直されたんですか?
古):きっかけは、今考えれば、2回あったと思います。
広):なるほど。
古):まずキッカケは、同じように接客をしていて、めちゃくちゃ怒らせてしまったことがありました。その際、当時の店長が本当に一生懸命謝ってくれて、その姿を見て「こんなことじゃ駄目だ」と猛省したことがあります。
広):それは確かに反省しますね。
古):そうなんですよ。申し訳なさから、接客や働く姿勢を省みるキッカケになりました。
広):もう一つは?
古):はい。なんと言っても店長として働くことになったことですね。
広):初めて店長を任されたのは、大阪の泉佐野店でしたよね?
古):そうです。1年半くらい店長として勤務しました。
広):ご自身が変わるキッカケになったのは、店長として働いた事が大きいとのことですが、どのような心境の変化なんですか?
古):私が就任した当時も、とても忙しい店でした。ですので、スタッフ各々がその自負を持って勤務していました。その店舗の本当の意味でスタッフの一員として勤務するには、まず自分が率先して「背中を見せる」ことが大事だと感じました。職人として、一目置かれるというのはそういうことだと、当時の私はつくづく感じました。ですので、一番の接客、一番の技術、そんなことを思いながら毎日スタッフやお客様と向き合って働きました。
広):繁盛店の店長となると、それはそれで大変なんですね。
古):そうですね。店舗を任されるということは、責任が大きいことですからね。そんな毎日を1年と半年続けていると、自然とスタッフからの協力を得られるようになり、チームワークができるようになりました。
広):やはり、スタッフ間の協力は大切でしょうか?
古):めちゃめちゃ大切ですよ!チームワークは「バトン」だと考えます。
広):「バトン」ですか?
古):はい。お客様の接客を担う中で、カットする人、顔剃りをする人など「一人一人が妥協せずに自身の責任を真っ当する」。そうすることで、次の人に「バトン」を渡し、チームワークができると思います。
広):なるほど、職人としての「矜持」にも通ずる内容ですね。その通りだと思います。
◉「店長のモチベーションはなんでしょうか?」
広):店長の「一番伝えたいこと」は、なんでしょうか?
古):私もそうですけど、一生懸命頑張ってお客様に向き合って接客して「ありがとう、また来るわ!」って言われたら、誰だって嬉しいじゃないですか。
広):そうですね。嬉しいと思います。
古):スタッフにもその機会をたくさん経験して欲しいと思っているんです。その為に、「お客様へのお声掛け」に力を入れたり「気持ちよく帰ってもらえるように」技術一つ一つにも手を抜かずに頑張りますし、スタッフにも頑張ってもらいます。
広):その通りですね。ですが、継続する事はなかなか難しいことでもあると思いますが、そのモチベーションはどう維持されているんですか?
古):そうですね。初めは”しんどい”ですけど、そのうち慣れて当然になってきました。それが普通の事になって良いことしかなかったですね!
広):お客様より「お褒めの言葉をいただき続ける」ことが、一番のモチベーションである。 とても良いことだと思います!
◉「今後の目標は?」
広):最後に、店長の目標はなんでしょうか?
古):やはり、売上を目指せ!300万円です。星島店長も前号でお話をされていましたが、売上が伸びるとやる気がお客様に評価されているようで嬉しいですから!あと、お客様に「この店じゃないとダメやな」と思って来てもらえる店です!
広):なるほど、確かにそうですね。店長が目標を達成された際には、またインタビューさせてください!
古):また緊張しちゃいますよ(笑)でも、頑張って「売上300万円」を目指します。
広):本日はありがとうございました!
古):ありがとうございました!